運動

部位別トレーニング(肩トレ)

はじめに

トレーニングお疲れ様です。突然ですが、皆様肩のトレーニングは行っていますでしょうか?胸や背中のトレーニングは行っているんだけど、肩は後回しにしがちなんだよねという方も多いかと思います。確かに胸トレや背中トレの際に、補助筋として肩の筋肉も鍛えられますが、ボリューム的に足りなかったり、強度が足りない可能性が高いです。かっこいい、美しいボディーラインを作るためには肩の筋肉が非常に重要になってきます。そこで、今日は肩トレの正しい行い方について詳しく記載していきたいと思います。それでは本日も楽しんで一緒に学んでいきましょう!

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肩トレーニングの基本

肩の筋肉構造と重要性

肩の筋肉は主に三角筋と呼ばれ、前部、中部、後部の3つの部位から構成されています。これらの筋肉は肩関節の動きと安定性に極めて重要な役割を果たします。三角筋の前部は腕を前方に持ち上げる動作、中部は腕を横方向に持ち上げる動作、後部は腕を後方に動かす際に活動します。この筋肉群は、日常生活の動作やスポーツのパフォーマンスに直接関連し、適切なトレーニングによって、肩の可動域の拡大や肩の怪我の予防、姿勢の改善に寄与します。肩トレーニングは、これら三角筋の強化に重点を置くことで、全身の筋力バランスと機能性の向上をもたらします。また、強い肩の筋肉は、重量を持ち上げる能力の向上にも繋がり、日常生活における負担を軽減します。

三角筋の役割と各部位の機能

三角筋の各部位は、特定の動作をサポートするように特化しています。三角筋前部は主に前方への腕の持ち上げや押し出しに関与し、例えば物を前方に投げる際などに活動します。三角筋中部は、腕を体の横に持ち上げる動作に重要で、物を横方向に運ぶ際などに使用されます。三角筋後部は、腕を背中側へ引く動作や背後から物を持ち上げる際に活動し、これらの筋肉は背中の筋肉と連携して動作します。全体的な健康と機能性を考慮すると、これら三角筋のバランスの良い発達は非常に重要で、特に肩関節の安定性と可動域の拡大に寄与します。

肩トレの全体的な健康への影響

肩トレーニングは、肩周辺の筋肉を鍛えることで、全体的な健康に多大な影響を与えます。例えば、適切に鍛えられた肩の筋肉は肩こりや痛みを軽減し、肩関節の怪我のリスクを低減します。また、肩の筋肉は背中や腕の筋肉と協調して動作するため、肩トレーニングは全身の筋肉バランスを改善し、日常生活やスポーツ活動におけるパフォーマンス向上に貢献します。さらに、肩トレーニングは姿勢の改善にも効果的で、長時間のデスクワークなどによる姿勢の悪化を防ぎます。これらの利点は、日常生活の快適さや健康維持に大きく寄与し、全体的な生活の質を高める効果が期待できます。

効果的な肩トレメニュー

ジムでの肩トレメニュー

  1. ショルダープレス:肩の筋力強化に効果的なエクササイズで、特に三角筋の前部を鍛えます。ダンベルまたはバーベルを肩の高さで持ち、肩の真上に腕を伸ばして押し上げます。この動作を繰り返し行うことで、肩の筋肉に効果的な負荷をかけることができます​​。
  2. インクラインフロントレイズ:三角筋の前部をターゲットにし、筋肉のストレッチと強化に効果的です。インクラインベンチに座り、ダンベルを両手で持ち、肩の高さまで前方に持ち上げます。ゆっくりと下ろすことで、筋肉に対する負荷を最大限にします​​。
  3. サイドレイズ:三角筋の中部を強化するためのエクササイズです。立った姿勢から、ダンベルを両手で持ち、肩の高さまで横に持ち上げ、ゆっくりと下ろします。この動作は、肩の幅を広げ、形を整えるのに役立ちます​​。
  4. インクラインサイドレイズ:サイドレイズのバリエーションで、三角筋の中部に焦点を当てたエクササイズです。インクラインベンチに座り、ダンベルを持って同様の動作を行います。この角度変更により、筋肉への負荷を変化させることができます​​。
  5. アップライトロウ:三角筋の中部と僧帽筋を強化するエクササイズです。バーベルを両手で持ち、肩幅より狭く握り、肩の高さまで持ち上げる動作を行います。このエクササイズは、肩の筋肉だけでなく上半身全体の筋力アップにも寄与します​​。
  6. サイドライイングリアレイズ:三角筋の後部を強化するためのエクササイズです。ベンチに横になり、ダンベルを持って腕を体の横に持ち上げます。この動作は、肩の後ろ側の筋肉を効果的に鍛え、バランスの取れた肩の発達に役立ちます​​。

■ご参考(筋肉博士 山本義徳先生)

自宅での肩トレメニュー

  1. ダンベルを使った肩トレメニュー:自宅でもダンベルを利用して、ショルダープレスやサイドレイズなどの基本的な肩トレーニングを行うことができます。これにより、ジムでのトレーニングと同様の効果を得ることが可能です​​。
  2. 自重トレーニング(パイクプレス、ディップス):自宅で行える自重トレーニングの中で、パイクプレスは特に三角筋の前部と中部を効果的に鍛えます。このエクササイズは、四つん這いの姿勢からお尻を上に突き上げ、「山」の形を作りながら頭を床に近づける動作を行います。このトレーニングは、肩の筋肉に対して高い負荷をかけることができ、特に三角筋の強化に効果的です。一方、ディップスは上腕三頭筋と三角筋に効果的な負荷を与えるトレーニングで、ベンチや椅子を使用して行います。腕をベンチに置き、体を下げ上げすることで、肩と腕の筋肉を同時に鍛えることができます​​​​​​。

■ご参考(なかやまきんに君さん)

 

肩トレの注意点とアドバイス

肩トレーニングにおける注意点は、トレーニングの成功と健康な肩の維持に不可欠です。以下に、肩トレーニング時の重要な注意点を詳細に解説します。

トレーニングのフォームと安全性

 肩トレーニングでは、適切なフォームの維持が最も重要です。不適切なフォームでトレーニングを行うと、肩や首に過度のストレスがかかり、怪我のリスクが高まります。例えば、ショルダープレスでは、肩の真上に重量を持ち上げる際に、背筋をまっすぐに保ち、肩甲骨を下方に引くことが重要です。また、エクササイズ中の可動域にも注意を払い、肩関節に不必要な圧力がかからないようにします。トレーニング中の痛みや不快感には特に注意し、痛みを感じた場合は直ちにトレーニングを中止し、適切な医療アドバイスを求めることが重要です。

バランスの取れたトレーニングプラン

三角筋の各部位(前部、中部、後部)を均等に鍛えることが、健康な肩の発達には不可欠です。各部位は異なる機能を持ち、それぞれ特定の動きに関与しています。例えば、上述のように、三角筋の前部は腕を前方に持ち上げる動作、中部は腕を横方向に持ち上げる動作、後部は腕を後方に動かす動作に関与します。これらの筋肉群をバランス良く鍛えることで、肩の怪我を防ぎ、肩の可動域と機能性を最大化できます。トレーニングプランには、前部、中部、後部三角筋を対象としたエクササイズをバランスよく含め、各部位が均等に刺激されるようにします。

肩トレーニングの際にこれらの点に注意を払うことで、怪我を防ぎながら効果的に肩の筋肉を鍛えることができます。適切なフォームの維持、トレーニング強度の調整、そしてバランスの取れたトレーニングプランの作成は、肩の健康と発達の鍵となります。常に自身の体調と限界を理解し、無理のない範囲でトレーニングを進めていくことが重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?はじめにでお伝えしたように肩の筋肉は理想的なボディーラインを作るのに非常に重要です。本日学んでいただいたことを意識して頂いて、実際のトレーニングで活かして頂ければ幸いです。文面だけでは良くわからない、トレーニングのモチベーションが続かないという方はお問い合わせからお気軽にご連絡下さい。